柿の種を拾い集めるように

映画と料理と本とか

『山怪』

山と渓谷社から出ています田中康弘さんによる『山怪』です。

 

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山に纏わる怪談ですね。東北から始まり西日本までの山怪談を蒐集した読みやすい本です。口承怪談という感じでしょうか。マタギや、山に出入りする年配の方々に聞いて回ったと書いてありました。

テレビもない時代は囲炉裏を囲んで山での怪異を家族に話し、それを聞いていた子どもや孫や曾孫は更に伝えていく……という流れが一般的であったらしいのですが、いかんせん現代ではテレビやゲームのせいで会話を楽しむ事も減り、怪異を話すお年寄りも減ったそうな。「誰も聞いとりゃせん」と言い放つ人もおったとのこと。

 

狐の話が多かった気がします。狐にどうばかされたとか、狐火を見たら死ぬとか、狐火etc……。やはり山での怪は狐狸が何かやらかす系がメジャーなようですね。あと見えない何かね。音と気配だけはする。

 

民話?のような柔らかい感じの内容でしたので

●呪われた

●女が追いかけてきた

●行方不明になった

●錯乱状態になった

●霊障にあった

などのきっつい感じではありません笑

場所も山ですから、山に行かない人には問題無いかと思います笑

怪談苦手な人も読めると思います。