柿の種を拾い集めるように

映画と料理と本とか

アートって難しい

少し足を伸ばして、チームラボさんの作品を楽しむために夫婦で出かけてきました。

光が漏れないその奥へ入っていくと、大変色鮮やかで驚きました。
暗闇に明かりが綺麗です。進みながら、「これは何を表しているね」「これ触ったら消える!」などと話しておりました。周辺の子ども達も興奮しているようで、飛び交う悲鳴笑
大人もなかなか楽しんでいるようで、アトラクションのようだな~と思いました。

更に帰り道2人であーでもないこーでもないと勝手な事を話していました。
肉眼では見えない現象を映像で起こすのはどうだろうか?という話。
例えば核分裂反応。壁にいくつかの原子核を映し出して、とても速い中性子も沢山映しておく。その中でまだ遅くなった熱中性子をお客が手で捕まえて原子核にあてるというもの。そこで核分裂が起こり、近くにある原子達も連鎖反応でどんどん分裂していくというもの。なかなかそれって眼に見えない現象だし楽しいと。
原子や分子の世界を現すと良いのではとか勝手な事を言っておりました。
腸内細菌叢がどれだけいるだろうかとか。ヒトの細胞よりもこれだけ多いんだよとか。
(ほんとただの感想で、勝手な事を言って申し訳ありません……)
 


アート?から飛んだ話で少し。
去年仕事でサロンドショコラへ行って来ました。オンタイムで会場で製作中の多くのショコラティエがおりました。審査が行われるものかどうかはわかりませんでしたが絶賛戦闘中。これはもう自分との戦いなんでしょう。
自分は上司にただ連れて行ってもらった身分で、コンクールに出品はしておりませんが、見る者からすればこれもアートっちゃアートなんだろうなぁと。

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自分も作り手のほんっっっっとの端くれだった分(この作品らを前にして大変お恥ずかしいですが)、なんといいますかかえってアートに感じず、この製作者がどれだけこの道に捧げ、どれだけこれに至るまでに時間を割いたかと考えると。それはなるべくしてなった、掴み取るべくして掴み取った当然の結果なんだろうなと感じます。奇跡のような素晴らしさですが、これは奇跡でもなんでもなくその人の確かな、血のにじむような根気の先で得た技術なんですよね。美しかったです。アートとかじゃなくて作り手の努力(なんて生易しいものでは無い膨大な時間、それこそ天文学的数字の努力)を思うとこんなに美しいチョコレートの曲線と輝きはありません。
最前線で活躍されているショコラティエの方と話したことは無いのですが、この人たちはアートを作ろうと思って作っているのではないと思うのです。自分も作れるようになりたいという気持ちと練習の成果が噛み合った時(しかもこれは一瞬でもなく、到達する境地であり、これはその人の腕となる)、製作が始まる。
『汗と涙とセンスの結晶』なのではないでしょうかね。尊敬します(当たり前だ)。
提供側が心を捧げて物を作らねば、人の心を動かす事は難しいと改めて感じさせられます。
 
あと、斬新なものとか?